【御成道まつり】第三回 川口宿 鳩ヶ谷宿 日光御成道まつりに参加してきました!

【御成道まつり】第三回 川口宿 鳩ヶ谷宿 日光御成道まつりに参加してきました!
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去る11月11日(日)に、川口市にて「第三回 川口宿 鳩ヶ谷宿 日光御成道まつり」が開催されました。
かねてからお知らせしてた通り、奥さんと一緒に参加してきました。
一参加者としての、おまつり当日の様子をお送りいたします。

<これまでの記事一覧>

【お知らせ】第三回 川口宿 鳩ヶ谷宿 日光御成道まつりに参加します!
【御成道まつり】出演者説明会に行ってきました
【御成道まつり】サンバ練習会に行ってきました
【御成道まつり】全体リハーサルに行ってきました

御成道まつり公式HP http://www.onarimichi-matsuri.jp/

■早朝に集合してお着替え

事前に、当日の集合時間とタイムスケジュールが書かれた札が送られてきていました。
配役によって集合時間が決められており、私は7時半、奥さんは8時集合でした。


こんなやつ

当日の集合場所は、川口駅東口にあるキュポ・ラという施設の、地下駐車場でした。


キュポ・ラ前広場。早朝、地上は準備中


完全に貸し切り状態の駐車場


衣装がずらり!

この日ここの駐車場は、着替えのためのスペースとなっておりました。
行ったら、各参加者用の衣装がずらりと並べられてありました。


マイ衣装セット

衣装スタッフの方々によって、一人一人着付けられていきます。


全員分やるのか……

衣装スタッフの方々が手際良く着つけているものの、それが全員分なので大変そうです。
集合が早いのもうなづけます。

なんとなくこうかな?と思って自分で着てみようとしてみたものの、やっぱよくわからなかったのでおとなしく待機してました。


わー、刀ってこんなんなってんだー

他の人の着つけられている様子を見てると、なんか衣装スタッフさんによって微妙に着つけ方が違うようでした。
とりあえず着れてたらいいのかしら。

自分も着つけてもらって、最後に刀がぐいっと腰に差し込まれました。
ちょっときつい……でもこれかっこいい!


記念にパシャリ

周りを見渡すと、やはりみんな衣装を着た姿が珍しいようで、互いに写真を撮り合ってました。


あちこちで記念撮影

最後にわらじを履かせてもらって衣装は完成となります。
ここで、足袋がずれないよう、わらじをきつめに履かせてもらったのですが、歩くと地味に足が痛かったです。
こういうものかなとか思って、歩き方とか調整したらいけるかなと思ってそのままにしたのですが、これがいけなかったです。後々尾を引くことに……

■出立式まで待機

着替え終わったら、出立式が行われる広場へ移動します。

地下駐車場から地上の通りへ出たときの違和感たるや!
このワクワクする感じとか!すごくいい!
駅のすぐ脇の広場なので、一般の人からもめっちゃ見られてるんだけど、この注目浴びてる感もたまらないです。

広場正面にあるステージでは、配役のブロック毎に記念写真の撮影が行われていきます。
撮影を待っている間は、ここでもみんなめいめい撮影したりしてました。


ちなみにこのあと、衣装スタッフさんから着物の裾を端折るのを直してもらった。なんか他の人と違うなと思ってたんだよなー

地上に出てから気付いたのですが、刀とか笠とか、体から出っぱってる部分があちこちぶつかってしまうのです。
普段意識していないところなので、なんか不思議な感じがしました。

近くに鷹匠役の方がいたので声をかけてみたら、鷹を持たせてくれました。


鷹は腕に留まっているのではなくて、棒で持たれていたのだ!


意外と軽かった

着替え終わってから、この後の出立式までの待ち時間が1時間以上あったのですが、「すでに腰が痛い」とか言う声が、あちこちから聞こえてきました……


腰元役の奥さんとも合流

■出立式

初午太鼓(はつうまだいこ)が鳴り響き、出立式が始まりました。

今回の社参奉行役(社参行列全体を統括する奉行)でもある、奥ノ木川口市長によるあいさつが行われました。
他に、千代姫役(!?)の市議会議長や、徳川宗家18代の長男・家広さんや、徳川将軍役の原田龍二さんなどからあいさつがありました。


広場に集結する参加者と、上の通路から見守る観客

最後に、出立の宣言があって、出立式は終わりました。


ステージ脇にいた御成姫ちゃん

■再び待機

タイムテーブル的に、このあとサンバ行列が始まるのですが、社参行列の自分のグループは、ここからさらに1時間半後になるので、いったん着替えをしてた駐車場に戻りました。


イスが用意されてた!

ここでも衣装スタッフさんが控えていてくれて、いたるところで、緩んだりほどけたりした人のを直してくれていました。

そうこうして時間になったので整列し、再び地上へ向かいました。

出立式をやった広場で、アイテムが配られ、装備しました。

自分のもつ挟み箱ですが、肩にあたる部分にもふもふを巻いてくれていました!


もふっ

挟み箱は結構重く、リハーサルの時は柄がそのままで、担ぐと柄が肩に食い込んで痛かったので、当日大丈夫かしらと心配しておりましたが、一安心です。


(リハーサルのとき)ずっしりと肩にきていた

装備も整いテンション上がり気味で進もうとしたものの、広場を出た歩道で行列は止まります。

コースはこの交差点の先から始まるので、まだ行列をスタンバってる状態になります。
ここの待ちも地味に長かったです。
テンション…

■社参行列(川口宿コース編)

しばらく待ってようやく自分たちのグループの出番がやってきました。

沿道では大勢の観客がいて、大盛況であることが伝わってきました。

私は、「主君に仕えている一侍なのだ」というつもりで、へらへらせず澄ました顔で行列の一員に徹して歩きました。


キリッ(`・ω・´)

ただ、歩きながら感じてたのは、「わらじを履いた足が痛い!」でした。


そもそも配られてた足袋が1サイズ大きかったからさ……

指の間の緒の部分が、歩くと人差し指あたりに負荷がかかって痛むのです。
負荷かからないように、体重のかけ方とか考えて、歩き方を工夫して進みました。

行列はある程度進むと停止がかかり、市長と将軍の原田さんとのやりとりタイムに入ります。
その間、行列の人たちは蹲踞(そんきょ)の姿勢で待機します。


じっ……

ちらと沿道を見ると、友人が見に来てくれているのが目に入りました。
今まで澄ました顔してたのに、急に嬉し恥ずかしい気持ちがわき上がって、にやにやが止まりませんでした。


うれしはずかし(* ̄∇ ̄*)ニヤニヤ

この後再び立ちあがり歩き出します。
リハーサルの時は、行列再開時はすみやかに全体が移動、となってたけど、行列間の間隔が詰まったりしているせいか、さすがに練習みたくスムースに進む感じはありませんでした。
とはいえ、行列はつつがなく、川口宿コースを歩ききりました。

■地下鉄で移動!

川口駅前から続く川口宿コースが終わると、行列はそのまま埼玉高速鉄道の川口元郷駅へ向かいます。
このイベントの大きな見どころの一つが、地下鉄を使った社参行列の移動です!
次の鳩ヶ谷宿コースの最寄である鳩ヶ谷駅へ、地下鉄で移動するのです。

それでは、シュールな絵面の数々をご覧ください。


横断歩道を渡る行列


駅に吸い込まれていく行列


エスカレーターで下りるとき、いつものように左側に寄ろうとすると刀ぶつかってしまうので気をつけないといけないという、日常生活では使わないであろうナレッジが得られた


エスカレーターから下りてくる行列


改札横の柵から入れてもらう行列


電車をホームで待つ行列


電車に乗り込む行列


電車内の行列


エスカレーターで上る行列


改札から出てくる行列(自動改札はスルーだった)


エスカレーターで上ってくる行列

違和感半端ないって!

ちなみに、電車を待ってるときに、スタッフの方から今回の記念フリー切符をもらいました。


(これって全員フリー切符乗車扱いだったってことかしら)

■もぐもぐタイム

鳩ヶ谷駅を出た行列は、鳩ヶ谷庁舎へ向かい、そこで昼食をとりました。


鳩ヶ谷庁舎内部(きれい)


大会議室


お弁当とお茶

休憩時間は1時間程度でした。
この時間で、少し周りの人とお話ができました。

初めての人もいれば、2回目・3回目の人もいました。
前回も参加した人いわく「前は雨が降って寒かったけど、今年は晴れてよかった」とのことです。

ある人に、自分の持ってる挟み箱が地味に重いんですよーなんて話をしたら、
「手持ちの小道具がない役の自分からしたら、重くてもなんか持ってるのがうらやましい」
という返事がありました。たしかにそうかも。

わらじで足痛くないですか?と近くに座った人に聞いてみたら、
「痛くはないけど、ちょっと緩くて歩くのが大変だった」とのこと。
ということは、やっぱ自分の結び方よくないのかしら……


自分で調整してみる……

足が痛いのをなんとかすべく、わらじを結びなおしてみました。
いくらかマシになったようなならないような……

■再び出立~鳩ヶ谷宿コース編

庁舎前でアイテムを再装備して整列します。
一度歩いた経験と、お昼をはさんだことで、雰囲気はだいぶ落ち着いた感がありました。


コース前で待機

鳩ヶ谷宿のコースはなだらかな坂道になっており、自分のいる後方から見上げると、行列の連なってる感がわかっておもしろかったです。
ここでも蹲踞待機タイムがあるのですが、坂道であることや、これまでの疲労もあって、結構みんな蹲踞姿勢がきつそうでした。


自分も結構足にきてる

わらじは底がぺったんこなので、歩いたときの衝撃がダイレクトに足に伝わります。
なので長時間履いて歩いていると足にすごく負担がかかってしまっていたようです。
普段履いている靴のクッション性がものすごくありがたいものだと思えてきました。


(相変わらずわらじを履いてる足が痛い……)

あくまでも今の自分は演者の一部なのだと意識して、もくもくと歩きました。
最後のほうは、たんたんと歩く感じになっていたけれども、近くに住んでいるという元同僚が見に来てくれてたのに気づいて、ちょっと元気が復活しました。

そうして、鳩ヶ谷宿コースも歩ききりました。

■帰還するバスで


アイテム回収される前に撮ってもらった

自分の挟み箱とかのアイテムは、スタッフの方に回収されました。
帰りはふつうの路線バスが使われました。


路線バスに乗る行列


車内。まったりムード

バスの中、ぼんやりと今日一日を振り返っていました。

楽しかったなぁとしみじみ思いながらも、「もっとはしゃぎたかったなー」という気持ちもありました。
はしゃぎ足りない感じがしたのは、なんとなく(自分の周辺では)参加者同士積極的にコミュニケーションはかろうぜ!っていう雰囲気でなかったというのもあるし(自分がもっと話しかけたらよかったんだけども)、イベント的にあくまで演者側であって観られる側であるという意識が自分の中であったからではないかなと。

あと、地味ハロやったときも感じてたんだけど、自分、結構コスプレとか仮装するの好きかも。もっとやりたい。

とかいうことを、刀を大事に抱えながら考えてました。

■まつりの終わり

バスで、着替えをしてた駐車場入口まで戻りました。
入口では、朝に広場で撮影した記念写真を受け取りました。

駐車場で、着替え終わった人から、ぽつぽつと解散していきました。

駐車場内では、着終わった衣装やアイテムが山になっていました。

これは片付けるのも大変そうだなと思いながら、自分も駐車場を後にしました。


出立式をやってた広場では別のイベントが行われていた

こうして、はじめての御成道まつりは終わりました。

その後、先に着替え終わってた奥さんと合流し、見に来てくれてた友人らと打ち上げに行きました。
みんなから撮ってもらった写真やら動画やらを共有してもらって、わいのわいのと盛り上がりました。
また、今回の御成道まつりは、ケーブルテレビのJ:COMが生中継をしてたので、うちに帰ってから録画してたその番組見ました。
友人の写真や動画や、番組によって、どんなふうに外から見えてたのかを確認できて、ようやく堪能しきれた感がありました。

翌朝は案の定、めっちゃ身体が、特に肩が痛かったです。

■感想

御成道まつり、とても楽しませてもらいました!
とても貴重な経験をさせてもらいました。
4年に1度みたいなので、次は2022年です。
今度は普通にお客さんとして通しでイベントを見るのもいいかなって思っています。
できれば友達とか知ってる人が参加してるのを見るのが楽しいんじゃないかって思いました。
とか言いつつ、また参加しちゃうかもですが。
川口市おもしろいね!

■おまけ1

後日、市長からお礼状が届きました。

■おまけ2

御成道まつりの様子をダイジェストでまとめてみました。

※ブログ記事中と下のアルバムの写真は、少年Bさん(@raira21)、宗教さん(@dailypotalaka)、
常夏さわやさんよりご提供いただきました。どうもありがとう!

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