感情的日記

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BOOKSHORTS/ http://www.bookshorts.jp

というコンテストが現在開催されている。

 

今年最初の目標は、それに応募するんだ!と決めていた。

どんなのかというと、昔話やおとぎ話、パブリックドメインになった小説などをもとにしたショートストーリーを募集するというもの。

このテーマを聞いただけで、おら絶対応募するぞ!と張り切っていた。

ともすれば、けっこう自分いけるんじゃね?とか、このテーマで自分が応募しないでどうする!とか思っていたわけだ。

コンテストは全4期に分けて募集があり、1月31日までは3期分の募集がかけられていた。

できればここに応募したい!と狙っていた。

 

もう久しぶりに、ここ半月ほどずーっと考えまくった。

これまでの経験上、かなりぎりぎりにならないとひらめきが降りてこないのはわかっていて、さらにどのように自分を追いつめればひらめくかもなんとなくわかっていたので、脳みそ緩急つけて絞り込んでいた。

それはそれは頑張って考えていた。

 

そして。

 

結局できなかったという結果。

 

もう最低。

 

全く形にならず、締め切り当日には、とにかくいまできるものを書こう!と切り替えてみたりしたものの、ダメ。

 

駄作を書く勇気を!と思っていたけど、駄作すら書けなかった。

 

書けなかった!!

 

 

もう悔しい。内臓がひっくり返るくらい悔しい。

この感覚は久しぶりだ。

まったくもってすっきりしない。不完全燃焼。ていうか燃えてすらいない。

戦ってすらいない。

 

原因はわかっている。

結局、何一つ決めることなく、感覚と思いつきに頼って書こうとしていたからだ。

だからできなかったんだ。

 

今までいろーんなこと学んできたのに、何一つ身についてやしない。

人のもの見てあーだこーだ批評はできるのに、自分のことになるとこの体たらく。

まったくもって情けない。

考えたとか言ったけど、結局考えてない。

ただ悩んでいただけ。時間の無駄。

 

ほんともう、こういうのは嫌だ。

どうにかしたい。

 

そんなにどうにかしたいなら、ちゃんと教わった通りにやればいいじゃないか。

わかってる。

でも、できない。できなかった。

本当に?できないんじゃなくて、やらなかったんじゃないの?

 

たぶんそうなんだ。

できないとか言ってることの大半はやらなかったことなんだ。

 

なぜやらない。

それは、たぶん、怖いからだ。

 

たぶん、ちゃんと向き合って、それでできなくて絶望するのがこわいんだ。

だから、言われたことをやろうとしないのだ。

あとは、ガチでやろうとするとしんどいのがわかっているから。

めんどくさいのか。

じゃあやめたらいい。やらなきゃいい。

でもやりたい。

あーもーめんどくさい。

 

 

とりあえず何を言ったところで、今回全くできなかった事実。

激しく自己嫌悪。

ものすごい不快感。

 

嗚呼、ああもうほんと、自分はなんてだめなんだろう。

 

かっこつけたり、よくみせたりするのは、全部自分の自信のなさのあらわれであり、弱みを見せられない弱さ。

 

久々に絶望した。

 

 

 

 

と、感情的にここまで書いて、ちょっと落ち着いた。

そんで改めて考えると、逆にこれでよかったのかもしれない、という考えも出てきた。

 

今まで、自分にはお話を作る才能が、本当はあるんだと信じていた。

あるかどうかは本当はどうでもよくて、信じるのは別に悪いことじゃなくて、でも過信するのはよろしくない。

そしてそこから慢心につながり、守破離の守をやる素直さもなく努力もせず。

そんな自分に実力がつくわけがない。

でも実力がない事実を認識したくないから、無意識に、そして意識的にすら、ちゃんと取り組むことができなかったのだ。

 

でも、もういいじゃんん。

今、できなかった、という結果が出たのだ。

事実をはっきり認識したのだ。

 

イエス!おれできない!

イエス!おれダメ!

うん!それでいい!

 

ようやく、積み上げていく土台ができたのだ。

脚元がたがたの虚飾という台を取っ払ったら、いやーまっ平ら。

そんなかんじ。

 

 

今の自分に必要なのは、安定した基礎力。

運とかひらめきに左右されず、しかしそれをつかむためにも、しっかりした土台が重要。

 

 

ほんとはできないのに、できる自分を装って、できなきゃいけないと追いつめるのは、ほんとしんどかった。

きっとこれが一番うつになる原因だったのだろう

 

なんなら、できないんだから、もうやらないという選択だってありだ。

他にもやりたいことはあるのだから。

でも逆に、だからこそ、ここから先、やるという選択をすることは、それでもやっぱりやりたい、という気持ちの表れなのだと思っている。

はてさて。

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