私は投票に行きます。

私は投票に行きます。
Pocket
LINEで送る

(初出:2019/7/14 note「私は投票に行きます。」より)

 

『若者よ、選挙に行くな』

7月21日に参議院議員選挙がある。

そんな選挙期間真っ只中の現在、こんな動画を見つけた。

 

皮肉たっぷりに「選挙に行くな」と言われている。

元ネタは、2018年のアメリカ中間選挙を前に作られたこちらの動画らしい。

 
▲日本語字幕で視聴可

これもなかなかの煽りっぷり。
内容に関してはこちらで記事になっている。

若年層の投票率は、高齢者の投票率の約半数という結果に。

総務省の発表によると、2017年の衆議院議員選挙での世代別の投票率は、10代が40.49%、20代が33.85%という結果となり、全世代の平均53.68%を大きく下回った。

一方、60代は72.04%、70代以上は60.94%と、平均を上回り、動画の高齢者が語りかけるように、若年層よりも圧倒的に高齢者が投票に行っていることが明らかとなった。

なぜこうも行かない人が多いのか。

『自分は選挙には行かないことにしている』

かつて別々の友人から、別々のタイミングでそんなことを言われた。
いずれもいろいろ理由を挙げて、意思を持って行かないのだと語られた。

そのときは「ああそうかい」と流してしまったけれど、最初にそれを言われたときから、違和感と、哀しいような悔しいような、なんとも言えないもやもやした感情が、澱のようにずっと心に残っている。

本当は、堂々とそれは違うと言ったかった。
政治とか社会問題とか政党とか、詳しく語ってあげて、一緒に議論しようと言いたかった。
でも言えなかった。
だからずっと引っかかってたんだろう。

『よくわからない』『行っても何も変わらないでしょ』

いまだに自分も何かを語れるほど詳しくないし、わかってないことが多い。

でも、だからといって諦めていいとも思ってないし、それは違うと思っている。

それに、100の問題があったとして、100すべてに詳しくある必要はないし、それらに対して唯一絶対の正解というのもない。

わかり得た範囲で、考えて判断していくしかないのだ。

そこから逃げるべきではないと思う。

選挙権があるということは、権利であると同時に責任であると考えている。

例えば、自分の子供が生まれたのに「いやー、育児とかよくわかんないからいいや」て言ったら、それめっちゃ無責任じゃない?

「よくわからないから」といって投票しないのも、それと同じくらい無責任だと思う。

「自分一人行っても変らない」って言われるけど、むしろ変らないって思ってみんなが行かないから変らないのではないか。

なんなら、現政権にとってみれば、白票や無投票も、賛成票に等しい効果になっているのだ。
逆に、現政権に対してNOという意思表示は、別の党・人に投票しない限り表すことができない。

せっかくですから、選挙のときに具体的にどう対応すべきか、北欧の学校で教えられている「一生役立つハウツー」をひとつだけあげておきましょう。

まず、選挙がはじまると町中にポスターが貼られ、選挙カーが走り出し、候補者たちが必死にアピールをしますよね。そしてしばらく経つと、マスメディアが勝手に事前予想を出してきます。「○○党が優勢」「候補者Aが高い支持を集めている模様」というような情報を、みなさんも見たことがあるでしょう。

それで、もしみなさんがこの事前予想の風向きに賛成だったら、とるべき手段の選択肢は3つ。この3つのなかであれば、どれを選んでも構いません。結果は同じだからです。

(1)選挙に行ってその人の名前を書く
(2)白票を出す
(3)棄権する

ただし、事前予想が自分の考えと違ったら、とるべき手段はひとつだけ。

選挙に行き、違う人の名前を書く。これだけです。それ以外に、あなたの意思表示の方法はありません。これが、選挙というものです。

~「誰も政治を教えてくれなかった」人たちへ~

実際、有権者の半分くらいは行ってないんだから、「変るかも」「変えるんだ」というつもりでみんな行ったらきっと変えられるんだ。

自分がいちばん腹立たしいのは、無関心で無責任で日和見な大衆である。

かつてナチスのヒトラーはたった一人でヒトラーなり得たわけではなく、彼を支持した大衆がいたからなれたのである。

私は大衆がカギだと思ってて、じゃあその大衆は誰かというと、私でありあなたであり、周りにいる家族や友人なのだ。

だから、まずは自分自身から動き出すのが、世界を変える第一歩なんだと信じてる。

というわけで、ぜひ見てほしい動画がこちら

 

「俺が一人行かんくても一緒でしょ」
じゃなくて
俺一人だけでも行くんや!

ここまで丁寧に語ってくれるせやろがいおじさんは本当にかっこいい。

いろいろサイトあるよ

「政党 公約 比較」で検索してみた。

政見放送の比較。

JAPAN CHOICE。
政策の比較や公約実現度など、いろんなデータをわかりやすくまとめてくれているので、一度は見ておいたらよいと思う。

ちなみに、JAPAN CHOICEでは政党以外の確認団体(政治団体)の公約は載ってないので、こちらを参照してもらいたい。

マッチングサイトもあるよ。

などなど、これら以外にもいろいろあるので、投票日までに気になったやつを見てみたらよいと思う。

ちなみに、個人的にぜひ見てほしいのがこちら。

日本経済に止めを刺す消費税10%に一言【せやろがいおじさん】

 

そしてこちら。
アベノミクスの「成果」を示すデータ集 – モノシリンの3分でまとめるモノシリ話

アベノミクスの成果が論破されてて痛快である。

最後に

※2019/07/14 20:34追記分
最初に貼ってた日本語版が削除されてしまったので、英語版とスクショツイート貼っておきます。

投票できるっていうのは、本当に美しいことなんだ。
そして、全ての一票に意味がある。
だから、私は投票するんだ。

1年のたった1日だ

さぁいくぞ

vote!(投票するんだ!)

私は投票に行く。

あなたはどうする?

Pocket
LINEで送る

日記・エッセイカテゴリの最新記事