今年の地味ハロウィンは、コロナ禍でどうなるか心配しておりましたが、無事開催されました。
私はもちろん、今年も参加しました!
今年はどんな感じだったか、いち参加者の目線でまとめてみました。
私の今年の仮装
今年はこんなんでした。
これ、主に都内の地下鉄などでよく見かける広告が元ネタです。
(参考)
Togetter 1kgの脂肪が「落ちる」とか具体的なことは一切書いておらず、ただ1kgの脂肪を持って指差してるだけの意味不明な状態になってしまった広告
この“1kgの脂肪”の工作の様子は、別記事にまとめましたので、そちらもどうぞ!
過去の仮装はこんなんでした。
今年も近づいてまいりましたので。 #地味ハロウィン https://t.co/uH87hpc14M
— 藤川さくら (@fujikawasakura) October 26, 2020
ちなみに、去年・おととしと一緒に参加している奥さんとは、今年は別々の仮装で参加しました。
コロナの影響による開催方法の変化
こんなご時勢なので、例年とは開催方法に変化が見られました。
今年の参加方法は3種類
冒頭にも書きましたが、2020年は3種類の参加方法があります。1.リアル参加
2.リモート参加
3.twitter参加それぞれの参加方法を順番にご説明します。
1.リアル参加
場所が変わります。二子玉川です。
会場は入場者を収容人数の半分に抑え、座席間のスペースを空け、会話も控えるなど、地味ハロウィンの名に恥じない地味な雰囲気作りを行います。地味ハロウィン史上、最高に地味に行います!
まずリアル参加は、会場がいつもの渋谷カルカルから、二子玉川の iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズになりました。
こちらは過去に、ウェブメディアびっくりセールなどでも使用されている、おなじみの場所です。
会場入り口が大きく開いて、換気が良さそうな場所です。
また、リアル参加の他に、リモート参加とツイッター参加の枠が設けられました。
zoomを使ったリモート参加は、今年ならではの参加方法だと思いました。
近年、異様な盛り上がりを見せていた地味ハロイベントでしたが、ここにきて『地味ハロウィン史上、最高に地味に行います!』という言葉に、否が応でも期待が高まりました。
なお、第1部から第3部に分けて行うのは、去年から取り入れられた方法です。
去年参加して思いましたが、3回に分けて行うくらいが、メリハリついてちょうどいいかなと思ってます。
イベント当日の様子
今回私たちが参加したのは、第1部の回でした。
天気の良い、土曜のお昼の二子玉川駅周辺は、とてもにぎわっておりました。
駅から会場までの道すがら、行き交う普通の人々がみんな、これから地味ハロに参加するんじゃないだろうかと思えてなりませんでした。
列に並んでいるときに、前後の参加者の方たちとお話することができました。
お互いに過去に参加経験があったので、「あー前にあれやってた人ですか!」という会話で盛り上りました。
なんかこの地味な仮装だけでつながっているゆるい連帯感みたいなのが、とてもこそばゆい感じがして良いですね。
入り口で検温、アルコールでの手指消毒をし、Peatixにて受付を済ませ、会場へ。
会場内では、ペンと名札ケースが置かれた席と、座らないでください貼り紙のある席が等間隔に並べられていました。
で、さっそく感動したのが、この貼り紙。
よく見たら、
『このいすは(なんと)幻です。でも、荷物は置くことができます。ご利用ください。』
って書いてるよ!
ほかにもバリエーションがありまして。
うわー、もう、こういうセンスさいこうに好きだー。
ほかの人たちも、席に着こうとして貼り紙を見て、書いてる内容に気づいてわーわーはしゃいでいました。
そうこうしているうちに、司会の林さんたちが登壇して、ぬるっと始まりました。
前のほうの席に座ってる人から、順番にステージに上がっていくスタイルでした。
ステージでは1分間の発表タイムが設けられており、時間になると不思議な音楽が鳴ってました。
イベントの様子、百聞は一見にしかず。
youtubeで生中継されていたやつの録画が見られますので、当日の様子はぜひそちらをのぞいてみてください。
ちなみに私は00:30:22あたりから出てます!
今回の地味ハロで、初の試みであるリモート参加ですが、ステージの大きなスクリーンにzoom画面を映して、zoom参加者の仮装を紹介する、というものでした。
▲リモート参加は4人ほどだった。(意外と少ない気がした。第2部、第3部もそれくらい)
ステージとは違った見せ方やおもしろさがあるなと思いました。
◇
個別におもしろい仮装はいっぱいあったのですが、ほとんど公式記事で網羅されているので、もろもろ詳細はそちらをどうぞ!
個人的に印象的だったこと
今回、なんと小学生の参加者が2人いたのですが、そのうちのこの子について。
▲「卒業式の服一歩間違えた人」(女子みんなスカートなのに自分だけパンツだった)
この子は、第1部の最初のほうでこの(↑)仮装で登壇していて、一番最後に今度はこの(↓)仮装で登壇していました。
▲「映画の最初に出てくる人」(よく見ると結構作りこまれてる!)
ステージでの発表を聞くに、もともと「映画の最初に出てくる人」の仮装を用意していたのだけど、「みんなこういうのじゃないと思ったので・・・」と、直前で最初のやつに変更したとのことでした。
実際、彼女は会場の一番前の列に座っていたので、順番的にかなり最初のほうでお披露目しなければいけませんでした。
だけど、初めて参加のイベントなので勝手がわからず、なんか想像してたのと違うんじゃないかと思ってしまったのでしょう。
一生懸命作った被り物を廃して、直前で恥ずかしくないと思えるネタに変更したのです。
ところがイベントが始まってみれば、
「道路標識」は出るわ、
「渋谷クアトロの柱」は出るわの、なんでもありなイベントだったわけですよ。
そんなのを見せつけられたがために、きっと本当にやりたかった仮装をやる勇気が出たのでしょう。
最後に、もともと用意していた仮装で改めて登壇してくれたのです。
もうね、この子の葛藤とか気持ちの変遷を想像するだけで、
「うんうん、それでええんやで。ようがんばった」
と、なんとも言えない愛おしい気持ちになってしまうのでした。
それと同時に、少女に勇気を与えた、大の大人たちによる本気の地味な仮装を見せつけることができて、なんとも誉れ高い気持ちにもなるのでした。
イベント終わりにて
基本的にステージでの地味仮装の発表を鑑賞して、時間いっぱいとなって第1部は終了となりました。
やはり会場でわいわい交流する時間が設定されてなかったのが、しょうがないなと思いつつも、残念ではありました。
とはいえ、終わってみんな即解散するわけではないので、少しですが会話したり写真取り合ったりすることはできました。
会場外でも、コラボ撮影が繰り広げられました。
増えていく
向かい風の仮装#地味ハロウィン pic.twitter.com/aed1RxP99a— 常夏さわや (@tokonatsusawaya) October 31, 2020
▲「向かい風」さんが合わせで最高に映える
最後に
なんとなく今回思ったのは、これまでは「デイリーのイベント」だったのが、「地味ハロウィンというイベント」として広がっていっているような気がしました。
「地味な仮装」というジャンルの、裾野の広がりとクオリティの高まりを感じています。
普段真面目な顔して仕事とかしてる人たちが、年に一度こうやってふざけておもしろい格好をして集まるのって、異様であり、最高におもしろいです。
ぜひ来年以降もイベントとして続けてほしいなと、切に望みます。
個人的には、地味ハロに参加する醍醐味って参加者同士の交流だと思っているので、願わくば、来年は気兼ねなくわいわい交流できるようになったらいいな~と思います。
そんなわけでみなさま、心の片隅に地味を抱きながら、また一年過ごしていきましょう。
▲「米津玄師と聞いてこんな感じかなと思った人」と「プロデューサー」と「1kgの脂肪を持つ人」と「古着屋で服を買い取ってもらえなかったのに新たに服を買って帰る人」の記念写真です。