【電験三種】合格体験記 その7 ~計算のコツ2つ~

■これまでのおはなし

・【電験三種】合格体験記 ~まとめ~

■<理論>教えてもらった計算のコツ

①並列接続の2抵抗の計算方法

抵抗R1、R2が並列に接続されている場合の、合成抵抗Rの求め方は、次の通りです。
$$R=\frac{R1\times R2}{R1+R2}\tag{1}$$
和分の積$$\frac{積}{和}$$と覚えられていると思います。

これだけでも難しくはないのですが、この(1)式をさらに変形します。
分子分母をR1で割ると、
$$R=\frac{(R1\times R2)\div R1}{(R1+R2)\div R1}=\frac{R2}{1+(R2\div R1)}\tag{2}$$
となります。
※ただしR1<R2

つまり、大きいほうの抵抗値R2は、小さいほうの抵抗値R1の何倍か。
それに+1をして、R2を割ることで、合成抵抗が求められます。

これ実際にやってみるとわかるのですが、このコツのやり方の方が早いです。
計算らしい計算せずとも正しく求められます。

だいたいR1とR2は互いに割り切れる数で出題されることが多いので、分子のR2の数字を書いてる時点で、分母のところは暗算で一瞬で出せています。

私も実際の試験では使いました。
けっこうおすすめです。

参考:
http://eleking.net/study/s-dccircuit/sd-combined.html

②キルヒホッフ第二法則の代わりにミルマンの定理を使う

キルヒホッフの第二法則といえば、閉回路作って電圧の方程式を解いていかなければいけないめんどくさい手法です。
正直、時間が足りない試験ではやってられないです。

そんなときこそミルマンの定理です。
これは、電源の並列回路の端子電圧を求める定理です。


$$Vab=\frac{\frac{E1}{R1}
+\frac{E2}{R2}
+\frac{E3}{R3}
}{\frac{1}{R1}
+\frac{1}{R2}
+\frac{1}{R3}
}$$

試験では似たような回路図の、電圧やら電流やら求める問題が多いのですが、、、


とりあえず最初にミルマンの定理でさくっとVab出したら、あとはなんとかなります。

このやり方は、かなり重宝しました。

参考:
http://eleking.net/k21/k21t/k21t-kirchhoff.html
http://denken3.sakuraweb.com/topics/electricity/millmans_theorem/10.shtml

※とはいえ、理解しきれていない定理とかだったら、焦るとわけわかんなくなることもあります。
そんなときは、確実にできるキルヒホッフの第二法則とか基本的なところに立ち返って、落ち着いて問題に取り組むことをおすすめします。

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【電験三種】合格体験記 その6 ~講習会で学んだこと~

■これまでのおはなし

・【電験三種】合格体験記 ~まとめ~

■翔泳社の講習会

電験三種入門講習会「はじめての電験三種」【東京】(2015年3月21日)5400円

電験三種の基本を講義してくれるということで、行ってみました。
新宿のとあるこぢんまりしたセミナールームにて行われました。
参加者は約50人くらい、ほとんどがおじさんです。
ふつうの長机に3人座らされて、ぎゅうぎゅうでした。

机にはテキスト兼問題集があり、レンタルの電卓も置かれていました。
他、レジュメと、通信講座の案内がありました。

レジュメ見て、正直がっかりしました。
数学の計算方法から始まって、直流回路、最後は交流回路のさわりくらいまでしかやらないようです。
やっぱ一日じゃそれが限界だよなと思いつつ。
ということは、講座の最後に続きは通信教育で、的なバックエンドにつながるってオチかよ、となんとなく見えてしまいました。
(とはいえ授業内容についてはもともとHP等でちゃんと書いていたような気もしますが……)

それはそれとして、せっかく来たのだから学べるところは学んでおこうと気持ちを切り替えました。

■受講メモ


計算ちゃんとできるようになろう、という感じ
計算には定石がある 覚える
試験はどんなものかという話
よかったこと
・並列接続の2抵抗の計算方法
・ミルマンの定理は使える キルヒホッフ第二法則不要
オームの法則を確実に、定石を覚える
主題範囲を把握
数をこなす・要領をつかむ
必要な公式を覚える・きちんと正確に
全部は無理・覚えただけじゃ使えない
逆にでないとこ省略

1つ5分でも足りない
いかに早く解くか
考えている時間などない
要領よく解く

基本は大事(数学)必要な数学を
電卓、式の変形、分数、三角比
電験合格に高校数学は必要ない
三平方の定理は必須
三相交流は三角形を作ろう 三角形ができれば答えは出せる


■講習会で学んだこと

試験時間について、とにかく時間が足りないので、早く要領よく解かなければならないのだということは、確かに注意が必要だなと思いました。

要領よく、ということで、次の計算のコツが聞けたのはよかったなと思いました。
①並列接続の2抵抗の計算方法
②キルヒホッフ第二法則の代わりにミルマンの定理を使う

最初はがっかりしたけれども、なんやかんやでためになったなと思いました。
あと、講習会で配られた問題集が、初歩的なところから電験の実際の問題まで網羅的に扱っているものだったので、なかなかよかったです。

①②の計算のコツについては、次回解説します。

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