目的は画力の向上
ブログ的に言えば、去年の暮れから今年のはじめにかけて、絵の練習を記録していました。
それは、どれくらいやったか、という時間で評価していました。
(当時の記録はこちら↓)
【記録】2013年12月絵の練習量集計結果【報告】
【記録】2014年1月22日~2月13日行動量データについてと、今後のこと【報告】
当時も、恥ずかしさに対する問題について考えていました。
必要以上にハードルを上げることを避け、とにかく続けるということにフォーカスしたので、時間軸評価にしていました。
今回は、画力の向上を目標にしているので、時間では測りません。
ていうか、絵描いてんだから晒せよ!
そう、それが唯一絶対の評価基準であるわけです。
そして、前記事の内容でもって、先に自分の意図するところを表明しておくことで、公開時におけるダメージをさらに低くしておくという狙いもあったのです!
どうだ!! (←なにが!?
漫画を描くために必要な力
それなりに画力は身についているので、資料があればある程度描ける自信は、(一応)あります。
問題は、資料がないと描けないってことなんです。
漫画を描くとき、全コマの資料がないと、不安で描くことができないのです。
ほぼすべての人物カットのポーズ写真を用意するし、背景もほとんど資料を用意します。
その上で、自信のなさからうだうだして、最終的に締め切りに追われて、トレスしたり切り貼りでなんとか体裁を整えます。
デジタルじゃなかったらあの作品もこの作品も、きっと仕上がっていなかったでしょう。
でも、なんかちがうんです。そうじゃないんです。
僕は、描くことがしたいんです。
切り貼りでもトレスでもなくって、せめて参考にあたりを取る、そんで描く、というふうになりたいのです。
もっと自由に!もっと如意に!
必要な能力は、再現力です。
重要なのは、
- データとしてインプットされているか
- 体系的に理解しているか
- 経験しているか
- シンプルに積み重ねられるか=アタリから描き起こせるか
という要素だと考えます。
以上を踏まえての練習内容
- ポーズ集で人体を模写(なるべく全身)
- ポーズ集を見ないで、同じポーズをもう1体描く
- さらに同じポーズをもう1体描く
- 3体目に描いたもので、ペン入れする
- これを100パターン描く
- 制限時間はなしで、ちゃんと描く
- ついでに色も塗ってみる(優先順位は上記より下)
なんやかんや言って、基本は模写です。
これまでは練習するぞと言って、模写で止まっていました。
なので再現力の修業にはならず、やってるうちに自分でもそのへんを感じて、結局やらなくなりました。
今回は、模写してそれと同じポーズを2回描きます。
なぜ2回か。
1回だと模写った記憶がそれなりに残っているからです。
2回やることで、記憶力だけでなく自分の理解力を使って描くことになります。
あと、認識が深くなります。
そうやって描いた3回目の絵が、今の画力に近いものになります。
鉛筆画だとそれなりに見れるものになってしまうので、さらにペン入れを加えます。
グレーを省いた2値化でもって、如実に今の実力が表現されるというわけです。
なんというマゾでしょう。
しかし納得感も高いものになります。
ふと気付いたのですが、このアプローチって勉強に似ています。
僕の学生時代の勉強方法は、テストでどんな問題が来ても知識を再現できるようにする、もしくは出題パターンを把握してそれに出力を最適化する、という目的でやってました。
過去問をただ暗記とか、ほとんどやりませんでした。
追いつめられて二、三度やったけれど、モレがあるのがわかってるから、その対応力の低さに不安になって、結局理解力は落ちる、という散々な結果になった記憶しかありません。
ああ、たぶんこれまで続かなかったやり方って、過去問暗記に似ていたからなのかもしれない。
それ自体は別に悪いことじゃなく、それのみに頼ることがよくないことだったんだ。
じゃあもう、まじめにコツコツやるしかないですね。
というわけで、次回はこれまでの絵の進捗について報告したいと思います。 (←まだ引くか!)